曾我蕭白&写楽・北斎2012年07月01日 12:20

先週末の日曜日、三重県の2つの美術館をはしごしてきました。

三重県立美術館では「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」を、パラミタミュージアムでは「四大浮世絵師展」の前期の「写楽・北斎」を見てきました。

曽我蕭白のほうは、本で見ていた作品の実物を多数見られたので非常に面白かったです。三重県立美術館蔵の作品も何点かありましたが、多方面から集められた数々の作品はさすがに見ごたえがありました。独特の感性による作品もあれば、実に正当な技術で書かれた端正な作品もあり、作者のまれに見る才能と技術の確かさを感じました。もう一回行っても良いくらいです。


いっぽう、初めて見た浮世絵の実物ですが、版画ということで、一品物の絵画とはちょっと違う印象を受けました。特に写楽は役者絵ばかりですが、北斎は富嶽三十六景など風景画的なものもたくさんあるので、親しみやすさを感じました。赤富士など見覚えのある作品も多数あったので面白かったです。単純な印象では北斎の方がいいなあ。